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厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」に基づく、重量物取扱い作業などにおける腰痛予防対策に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

• 労働衛生
• 有害業務に係るものを除くもの

【1】誤り
×「50％」→〇「40％」
女性労働者の場合は、男性労働者が取り扱う重量の60％以下となるように定められています。

【2】誤り
腰部保護ベルトの着用は必要に応じて産業医に相談しながら装着が必要かどうかを判断しましょう。その理由としては、一定の効果はあるもののすでに腰痛の症状のある人はベルトを外した際に痛みを感じたり、女性労働者の場合は幅の広い治療用のコルセットを使用した際に、骨盤底への負担が増すことにより子宮脱や尿失禁が生じやすくなる場合があります。

【3】誤り
床が硬い場所に立っているだけで腰に負担がかかります。靴底をクッション性のあるものを履くか、床面に適度な弾力をもたせるなど、腰に負担がかからないようにしなければなりません。

【4】正しい
記述のとおり。

【5】誤り
×「1年以内ごと」→〇「6か月以内ごと」
腰痛健康診断においては、「配置前の健康診断」「定期健康診断」を実施し、労働者の状態の把握が必要です。検査内容は、腰痛に関する既往歴や自覚症症状（腰痛、下肢痛、下肢筋力減退、知覚障害等）の有無の検査を行います。また、事後措置として事業者は健康診断の結果を医師から聴取しなければなりません。その内容を踏まえ腰痛予防の必要があると認めた場合は作業体制や作業方法、時間の短縮などの改善策を講じなければなりません。

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